【資産運用Q&A】トルコリラ建債券の単価とスプレッド
<Q.>
トルコリラ建ての債権を 20000TRY買ったんだけど 受け渡し金額が 92万ぐらいなのに 評価金額が 77.6万て どうゆうことか誰か教えて。
<追加Q.>
なぜ 株のように現在の価格で 売買されてないのですか?
<A.>
はじめまして、K2 investment 投資アドバイザーの眞原と申します。
ご質問にお答えします。
受け渡し金額(約定)金額は92万円ですが、評価額(取引運用報告書など)では77万円とのことですが、理由としては、約定金額には、見えない手数料が含まれているからです。厳密に言えば、手数料という表現ではなく、「スプレッド」と呼びます。これは、お客さんに伝える義務はありません。分かりやすく言えば、日本円から外貨に交換する際にかかるものです。(銀行であれば、銀行の手数料です)
詳しくは下記、弊社会長の河合のブログ記事もご参照下さい。
※『河合圭のオフショア投資ブログ(債券とは?)』について
また、トルコリラの場合には、元々通貨供給量が多い通貨ではないので、スプレッド自体が大きくなり(債券の販売会社の儲け)が大きくなり、投資額と時価評価額との乖離が大きくなります。具体的には、約定して翌日に売却すれば大きな損しか出ないことになります。
追加質問についてですが、債券も株と同様に、現在の価格、先物と売買はされています。ただ、リラ債やブラジルレアル債など新興国の債券は比較的流動性に乏しいので、途中の売却に際しての流動性リスクは高まります。
K2 Investment Co.,Ltd
代表&投資アドバイザー 眞原郁哉