ダイワ・エマージング高金利債券ファンド(毎月分配型)

本日は先日の公募投信の資金流入・流出ランキング(2010/7/16~22)で流出ランキングに入っていた大和証券の『ダイワ・エマージング高金利債券ファンド(毎月分配型)』をご紹介したいと思います。

まず先に言っておくと、このファンドは決して悪いファンドではないです。

運用は今売れている投資信託と同じことをしています。つまり・・・

1)高金利債券で運用する

2)新興国債券で運用する

ということです。

こちらが各新興国の金利です(2010年6月時点)。

ダイワエマージング高金利_1

そしてこのファンドはこれらの国の債券を大きく3つに分類して投資します。

1)欧州、中東、アフリカ

2)アジア通貨

3)南米通貨

これは比較的これらの地理的に近い国の通貨が連動している傾向にあるからでしょう。変動リスクを分散しようということですね。

ダイワエマージング高金利_2

実際の運用がこちら。他社(野村など)のファンドと比べると、フィリピンやインドネシア、コロンビア、ハンガリーといったマイナー国が入っているのがわかります。これは通貨高を期待しての選択でしょう。

ダイワエマージング高金利_3

最後にこのファンドの金利収入での利回りですが、6.8%(終利=最終利回り)、直利(直接利回り)というのは単純に債券を保有した際の利回りなので、最終利回りの方を見てください。

ダイワエマージング高金利_4

では今の地合にあった運用をしているにもかかわらず、なぜ資金が流出しているのか?

もう皆さん、わかりますよね。証券会社の意向です。最近はブラジルレアル建てなど、外貨建てで運用すると為替ヘッジプレミアムも付いてくるため、分配金だけで年利10%を超えるようになっています。当然そうなるとこういった為替の分散などしていない状態になり、ブラジルレアル建てであればブラジルレアルという通貨が下落したら大きな損をします。そのブレ(リスク)も大きいです。投資家がそれを100%負う代わりに10%以上という高い金利を得られるのです。

為替ヘッジプレミアムについてはこちら

どうしてももらえる分配金が多いとそっちへいってしまうものです。リスクも増えているにも関わらず、それには結構むとんちゃくです。もちろん自己責任なので、下がった時は証券会社ではなくあなたの責任です。それを選んだわけですからね。だからちゃんと売り時を意識して運用しましょう。

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