ノムラ・オールインワン・ファンド
本日は野村證券の『ノムラ・オールインワン・ファンド』をご紹介したいと思います。
まず驚いたのが、上記のリンク先のHP。このファンド専用のサイトが出来ていて、すごいかっこいい(笑)。
しかしファンドの成績は低迷状態。こちらが設定来からのチャートです。
投資先の内訳はこちら。
よくあるバランス型に思われがちですが、このファンドのいいところはコモディティが10%とヘッジファンドが25%入っているところ。
こちらのグラフは、米国のある大学基金の運用先を示しています。どちらもヘッジファンドへは投資しているのですが、特徴的なのは運用残高の規模によって、大きくなればなるほどヘッジファンドの比率を高めて、安全な運用をしようとしているところです。
これと同じようにこの「ノムラ・オールインワン・ファンド」もしているつもりではあるのですが、ただ残念なのは、そのヘッジファンドの内訳がグローバルマクロ戦略とマーケットニュートラル(市場中立)戦略しか入れていないことです。
またこのファンドは、仮に景気後退になり(現状)、株式相場が低迷しても、全体の25%は必ず株式へ投資しなけえばいけません。同様に不動産市況が悪くても、ギリシャ危機でユーロ債券に投資しない方がよくても、この比率で投資しなければいけません。そう投資家に約束して、運用をしているからです。
となればこれに投資している個人投資家は、どうしたらいいでしょう?それはこのファンドを売却し、今後の相場環境と、その投資家の方の考えに合っている資産に投資することです。
売却することは簡単に決められると思いますが、その次にどこへ投資するのかを決めることは難しいと思います。証券会社の担当に相談しても、手数料が高くて人気のある商品を勧められるのがオチですから、相談する相手にはなりません。だからといって、手数料の安い商品(つまり投資家にとってはメリットがあるが、証券会社にはメリットのないもの)のことを聞いても、だったら私はもう知らない、という態度になられてしまうだけです。
投資先の選定に困った方は、私までご相談ください。無料で相談にのります。
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