T&D 欧州金融株1007 〜野村證券
本日は野村證券の新商品『T&D 欧州金融株1007』をご紹介します。
このファンドは今回のギリシャが発端となっているユーロ危機が発生した後に意図的に作っています。なので、相当急いでファンドを組成したのでしょう(といっても、有名な金融株を選んでるだけなので、ファンド組成もそんな難しい話ではありませんが)。
つまりギリシャ危機によって下がった欧州金融株を逆張りで買いにいこう、というファンドになります。
こちらが上位組入銘柄となります。
そしてこれが通貨ごと、国ごとの組み入れ比率です。
今までの欧州でのイベントと今後のイベントです。
おそらくこのファンドは5/19のギリシャの国債満期償還完了というところで止まっているので、その先のアップデートはされていません。つまり直近の信用不安が欧州各銀行に拡大していることや、ユーロが下がっていることは考慮に入れられていません。
今回のポイントはこれでギリシャ危機はおさまるのか?ということです。ギリシャがおさまって、スペイン、ポルトガルは大丈夫なのか?そういった信用不安は今後欧州全域に拡大していかないのか?ということを考えなければいけません。
現に昨日まで欧州銀行株は下がり続けていて、クレディ・アグリコルとソシエテ・ジェネラルはこの2ヶ月だけでも30%下がっています。
EUとIMFが89兆円という資金を出すと言いましたが、ただのボランティアでお金をあげるのではありません。ギリシャもその後、財務健全化を図りっていかなければいけません。
最後に、もう毎度おなじみとなった野村證券の12000になったら自動償還になるという仕組みです。
要は2割高いところで指値をしておく、ということで。20%上がったらもうそこで償還になります。償還してまた次のファンドを買ったら手数料が入ってくるので、早く利益確定した方が都合がいいですからね。。
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