SMBC・日興ニューワールド債券ファンド(ブラジルレアル)
先日のブログで外債型投信ランキングをご紹介しましたが、今回はその2位だった『SMBC・日興ニューワールド債券ファンド(ブラジルレアル)』をご紹介します。
今回は金利が高く一番人気の高いブラジルレアル建てをご紹介しますが、その他・・・
・ニューワールド債券(南アランド建て)
・ニューワールド債券(中国元建て)
・ニューワールド債券(豪ドル建て)
・ニューワールド債券(日本円建て)
・ニューワールド株式(為替ヘッジあり)
・ニューワールド株式(為替ヘッジなし)
から選べる上に、この間のスイッチングもできます。
まず債券部分の投資割合です。国ごとと格付けごとに見れます。
まず一番大きい割合の国でもブラジルの8%台。格付けも10年前と比べて格段に上がっているため、投資適格対象先として、最近流行になってきました。
このファンドの格付けはBBB以上(投資適格債)が中心です。
通貨で悩むところだと思いますが、メリット(為替ヘッジプレミアム)とデメリット(変動リスク)を見る必要があります。
まずメリット(為替ヘッジプレミアム)。下のグラフに通貨ごとの上乗せ金利が載っています。やはりブラジルレアル建てが最も多く、債券の金利収入(約5%)を含めると15%を超えます。
次のグラフが変動リスクです。この資料は通常あまり記載されていないので、参考になります(リスク部分の資料は通常、頑張って作られません)。
過去のデータから取った対円に対する為替の変動リスク(ボラティリティ)ですが、ブラジルレアル、南アなどの新興国通貨が大きいと言いながらも、豪ドルも結局相当にブレています。だったら、リスク=リターンのバランスからブラジルレアル建てを取ってもいいでしょう。
またよく数字を見ると26%前後は変動リスクがあります。これは1年間の平均で上下26%前後動くということです。
少し難しいことを話すと、1年後の平均リターンがブラジルレアル建てで約15%なので、そこから上下26%(上は41%、下は-11%)に平均(65%の確率)で収まるという意味です。
もちろん購入するタイミングでこれはさらにずれます。ブラジルレアルが安い時に買えば下の変動が少なく、ブラジルレアルが高い時に買えば上の変動が少なくなります。
皆さんはこれがリスクが高いと感じられますか?低いと感じられますか?
一般にこれはリスクが高い部類です。
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