野村アジアCB投信(毎月分配型)
本日は今朝の日経に一面広告が出ていた『野村アジアCB投信(毎月分配型)』をご紹介します。
まずCBというのは「転換社債」のこと。CBは通常の利付債よりも発行額が少ないので、直接投資したことがある方は少ないと思います。
こちらをご覧ください。
転換社債とは株式に転換できる権利を持った社債のことです。つまり株式が上がっている時には株式に転換、株式が下がっている時は、そのまま債券として保有することができます。
これによって、過去1993年からのアジアCBでの運用はこちらになります。
同じくアジア地域の株、債券、CBのチャートです。赤色のCB価格の線をゆっくり左から追っていくと、株が下がっている時には債券と連動、株が上がっている時は株式と値動きが連動していると思います。
国別に見てみると、下の通り。まぁ、だいたいお決まりの国です。債券自体は金利が1.5%しかつきませんので、CBは株式が値上がりしなければ全く投資魅力はありません。そのため、国も今後成長が期待できる国しか入ってきません。
格付けで見てみても、投機的と言われるBB以下の格付けが多いです。つまりそれだけリスクが高いです。
通貨はオリジナルの運用はドル中心。
しかしこれを「中国元+インドルピー+インドネシアルピア」の3通貨でバスケット運用をしているので、為替リスクを取る代わりに例によって為替ヘッジプレミアムが取れます。
その為替ヘッジプレミアムの金利収入がこちら。3通貨平均して4.5%です。
CBのリスクは基本的に株と債券の中間に位置していてます。新興国株式投資はしたいけど、何十%も下がってしまうのは嫌だという方は、いい投資対象となるでしょう。
購入手数料はまた3.675%なので、相変わらず高いですけど。。
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