ノムラ・ポールソン・ファンド
やっと手に入れた『ノムラ・ポールソン・ファンド』の資料。なぜかWeb上には公開されていなかったので、店頭でもらってきました。。このブログを書いている今は、もうすでに募集期間は終わってしまっていて、単位型のため追加募集もありません。そのため、買っていただいた方への情報提供と、今後出て来る時のための勉強のため、ご紹介しておきます。
まずこのファンドはとてもいいです。極東の日本で、しかも300万円から投資できるよう設定してくれた野村證券に感謝しなければいけません。。
ではファンドマネージャーであるジョン・ポールソンの説明からいきましょう。
このファンドは1994年にジョン・ポールソンによって作られたファンドで、イベントドリブン戦略(企業の合併、破綻証券などに投資するヘッジファンド)を取っています。
ファンドの運用資産残高もこのように驚異的に増えています。世界全体で3兆円を超えているので、「新規の投資の枠に入れてもらえるだけありがたい」という状態です。
ヘッジファンドの運用残高の順位だと世界で3番目。日本で人気のマンインベストメンツや、誰もが知っているジョージ・ソロスのファンドよりも規模が大きいです。
それもこれもファンドの驚異的なパフォーマンスから来ています。これは2004年からのチャートです。
たった5年間で、ポールソンファンドは222.6%。世界株が0.6%、日本株が-23.6%、世界債券で28.5%なので、全然比較になりません。
リスクとリターンの関係を見ても一目良縁。この上のグラフ(下段)は左にリターン、下にリスクと書かれているように、リスク=リターンの関係を表しています。誰もがハイリスク=ローリターンがいいので、理想的なのは左上の方にあることになります。このポールソン・ファンドはかなり上のほうにあるので、先程説明した通り、圧倒的に収益性が高いです。リスクを見るには下を見ます。するとポールソン・ファンドよりリスクの高い資産が「世界株式」と「日本株式」です。つまりこの2つはローリスク=ハイリターンということになるのです(笑)。
次に、世界株式が最も悪かった下位10の時期と比べてみます。上がポールソン、下が世界株式。
ポールソンファンドは世界株がすごい下がっている中でも、9勝1敗です。1敗もたったの-1.1%。
そして最後にこのグラフから、期間を1年、2年と長く持てば持つほど、リスクが減ることがわかります。上段が「ある時期から1年間保有した際のリターン」、下段が「ある時期から2年間保有した際のリターン」です。
まぁ、いずれにせよスバラシイ成績なのですが、
「1年間保有」では最大106.3%、平均35.0%、最低-3.0%
「2年間保有」では最大60.2%、平均39.7%、最小4.9%
です。
どのくらい募集で集まったのかは知りませんが(正直、野村の営業マンはヘッジファンドは長期投資になり、営業上好きでないので募集量はそんなにないと思います)、このブログを見ている皆さんにはぜひ買ってもらいたかったです!遅くなってすみませんでしたm(_ _)m
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