ダイワ/モルガン・スタンレー新興4カ国不動産関連ファンド −成長の槌音(つちおと)−

 先日、「ダイワ・グローバルREIT・オープン(毎月分配型) <愛称>世界の街並み」をご紹介しましたが、同じダイワの新商品「ダイワ/モルガン・スタンレー新興4カ国不動産関連ファンド −成長の槌音(つちおと)−」をご紹介します。

 先に言っておくと、これはREITファンドではありません。株式ファンドです。「不動産関連」の株に投資をしています。そのため、配当も年2回。不動産の賃貸収入のように、毎月高い金利がつくというわけでもありません。そのため、「不動産資産を持っておこう」という考え方とは違いますので、誤解のないように。そして対象は新興国の不動産関連株。

 なぜ新興国専門のREITファンドがないかというと、まだあまりREITというのものが導入されていないからです。こちらをご覧下さい。

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残念ながらBRICsと呼ばれる中国、ブラジル、インドでもREITにの導入がありません。しかしこのファンドの国別構成比はこちら。

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ブラジル、中国、インド+南アという形で、やはりBRICs中心となっています。つまりほとんど「BRICs株ファンド」だと思っていいです。

 しかしやはり新興国の不動産というのはまだまだ投資される見込みがあります。こちらは一人当たりGDPの推移です。

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少し急すぎるように見えますが、明らかに増えています。しかしそれでもまだまだ先進国の水準には程遠いです。

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さらにGDPに対する住宅ローン残高の割合もまだまだです。銀行側にその制度が整備されていないからでしょうか(とはいえこのイギリスとアメリカの水準にも問題があると思いますが・・・)。

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過去2005年からの不動産関連株の上昇を、新興国全体と比べてみましょう。

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「相対的に勝っているな」という印象があると思います。株式投資をされている方によく言うのですが、日本のバブルの時に最も上がったセクターは「鉄」です。その次に「不動産」。やはりインフラ関係が先行投資されるということもあるのでしょう(バブル崩壊後最も下がったのもこの2つのセクターですが、、)。

 「新興国株投資」をしたい方にはいいファンドだと思います。。

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