日興五大陸債券ファンド(毎月分配型)
本日はリクエストの多かった日興五大陸債券ファンド(毎月分配型)をご説明します。
このファンドは債券型と株式型の二つのファンドがありますが、株式型は単なる世界株式ファンドなので、特に注目もされていません(残高250億円程度)。債券型の方が残高も3000億円くらいあり、人気があったようです。
しかもこれはゆうちょ銀行で販売されていたので、売れてしまったのでしょう。しかし基準単価は下がってますし、分配金を足しても全然儲かっていません。
では何がダメなのでしょう?こちらをご覧下さい。
債券の対象先として、先進国が80%、新興国が20%入っています。このファンドが設定された2006年には先進国の金利も今ほど低くはなく、一番高い時でアメリカも5.25%もありました。それが今ではゼロ金利です。金融危機で、どの国も金利を下げました。直近上げ出したのは豪州のみです。これではまず金利収入は見込めません。さらに為替も円高ということで、せっかく海外資産を持っても、目減りしてしまっている、ということです。
具体的な通貨や債券の国名を見ても、先進国ばかり。これではグロソブ同様、今後は期待できませんね。。
今後はもし分配金を取りたいのであれば、新興国の債券で高金利と通貨高を取りに行きましょう。分配金が出てもたいして使わないのであれば、こういったヘッジファンドもいいですね。。
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