日興アシュモア新興国財産3分法ファンド毎月分配型 (ブラジルレアルコース)/(インドルピーコース)/(中国元コース)
日興の新しいファンド『日興アシュモア新興国財産3分法ファンド毎月分配型 (ブラジルレアルコース)/(インドルピーコース)/(中国元コース) 』が2/8より募集されます。募集に伴って証券会社から皆さんのところに案内がくると思うので、その前に私からポイントをご紹介しておきたいと思います。
まずざっくり商品説明をすると、このファンドは名前の通り、新興国の3つの資産に分散投資しています。「株」「債券」「不動産」です。株は値上がりが期待できますし、債券の金利も高い、不動産価格も上がり、賃貸収入も入ってくるので、これから投資して行くにはいいと思います。
これが投資の配分状況です。債券:株:不動産=60:20:20という形です。
その割合の下に各資産の想定利回りが書かれています。債券が11.01%、株式6.15%、不動産9.05%なので申し分ないですね。国別、通貨別の資産配分がその下。通貨は運用対象が新興国ではありますが、70%ほどを円ヘッジしています(つまりその部分の為替リスクはなくなります)。先進国だけ円ヘッジしているところを考えると、しばらく円高も考えられる時期ですから、これはこれでいい判断だと思います。
このファンドはさらに通貨を選んで投資できます。「ブラジルレアル」「インドルピー」「中国元」です。それはこの「ヘッジプレミアム」のためです。このグラフを見ていただいてわかるように、各国の金利差分、日本人にとってはさ「為替プレミアム」という金利がおまけでもらえます。ブラジルレアルであれば6%もあります。株などの資産から来る想定利回りが、全体平均で9.6%だったので、ブラジルレアルの場合、15.6%も平均で取れるかもしれません(過去のデータにおいて)。
つまり投資家が負うリスクは、各資産(株、債券、不動産)価格が上下するリスク+ご自身が選んだ為替の変動リスク+元の資産に組み込まれている為替リスク(これは少なめ)です。
私のこのファンドでのおススメは、「ブラジルレアルコース」。「中国元」も安定性と切り上げという要因からしたら、勝ちゲームだとは思うのですが、やはり金利はできるだけ多く取った方がいいでしょう。またブラジルレアルもまだしばらくは上昇すると思います。
乗り換え注意:
・新興国株ファンド
・新興国債券ファンド
世界REITだけで持っている方は、先進国の資産も入っているので、乗り換えてもいいでしょう。
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