変額年金保険(日本)

 証券会社や銀行が扱っている商品の中に、変額年金保険というものがあります。これは一時払いで一定額(例:1000万円)を保険契約として払い、10年という期間、投資信託などで運用をします。もし10年後に運用がよく最初の金額(1000万円)より増えていれば増えた額がもらえ、もし運用が悪くて減ってしまっていれば、最初の金額(1000万円)が補償されるというものです。

 これが昨年の金融危機で、日本では販売停止になりました。なぜかというと、保険契約社の運用金額が一斉に下がってしまって、運用会社が満期時に損失を補填して返さなければいけないからです。これで一斉に日本の市場からは保険会社が撤退していきました。中にはオランダ大手INGのように、保険部門売却まで出ている会社もあります(参考記事)。

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 商品そのものはある意味良い商品でした。主に以下の2種類の用途に分けて商品がありました。

自分の年金を作る:
10年後に元本が保証されているので、通常よりも積極的に運用をすることができます。増えた分は自分のプラスになるわけですし、途中解約をしてもいいので、単純に保険のかかった投資信託のような物です。

自分が亡くなった時(相続)のために保険をかけておく:
この場合、終身型の変額年金保険に入ります。もちろん同様に運用もするので増えることも期待できますし、死亡時には最初に一時払いで払った金額が保証されますので、これまた資産が減る心配がありません。またこちらの変額年金保険には、一度増えた物は減らないというラチェット機能がついたものもあるため、さらに運用に向いてます。もちろん相続時の保険の非課税枠(法定相続人×500万円)というのも使用できます。

 しかしオフショアのファンドが、国内の物とは比べ物にならないくらいいいのと同じで、世界の変額年金保険もこれとは比較にならないくらいいいものでした。簡単に言うと毎年3%代の金利が以後10年間必ずつきます。さらに運用もできるので、米国株が以前のように上がれば年3%以上に増えます。さらに増えた資産は減りません

続きはまた明日・・・

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