新型個人向け国債10年物
財務省があまりに個人向け国債の不人気のために、個人向け国債10年物(変動金利)の金利条件の設定の仕方を変更しました。
従来がこちら。
10年国債-0.8%
それに対し変更後は・・・
10年国債×0.66%
となり、10年国債の金利が2.33%以下の時は新しい算定式の方が利率が高くなる。
つまり今はとても金利が低い状態なので、初回の金利は高く設定されることになり、今回発行される利率は0.77%と決定した。ただそれでも低いことに変わりはないが(笑)。
ただこの個人向け国債は変動型のため、今後格下げが起こり、国家破綻が近づいていくにつれ、国債の金利は上昇する(つまり高い金利をつけないと資金調達できないようになる)。そうなった時には、財務省の思う壺で、国民には低い金利を支払うだけでよくなる、というわけである。
どこで国家破綻のトリガーが引かれ、今のギリシャのように金利が急上昇し始めるのか。当然皆さんはその前に対策をしておかないといけないということになります。