野村カルミニャック・ファンド 〜野村證券
本日は野村證券の新商品『野村カルミニャック・ファンド』をご紹介します。
このファンドは久々のヘッジファンド。いつものようにオフショアにあるオリジナルのヘッジファンドを日本版に輸入してきています。
こちらがオリジナルのファンドパフォーマンス。ヘッジファンドの特徴のとおり、上下のブレ(リスク)が少なくいいチャートとなっています。資産残高は280億ユーロ(約3兆円)と超大型ファンドとなっています。
戦略はグローバルマクロ戦略。世界中の株、債券、通貨から割安なものを見つけて投資をします。こちらがそれぞれの投資先資産の比率。今はちょうど株、債券が半々くらいで現金をあまり持っていません。リスクが高い時は現金をたくさん持っていたこともわかります。
こちらが株の内訳。先進国がメインですね。
こちらが債券の内訳。こちらも先進国がメインとなっています。ヘッジファンドは基本先進国をメインとしたものが多いですね。
そのため通貨を見ても、やはり新興国通貨は少ないですね。
最後にリスク=リターン。
年率平均リターン:約6.8%
年率平均リスク:約6.2%
なので、通常の伝統的資産(株、債券)、要は皆さんが通常投資されている投信よりはリスクが低くリターンが高い(効率が良い)ですが、ヘッジファンドとしてはかなり普通の部類となります。国内での運用なら、オルタナティブ資産がないよりはあったほうがいいですね。