新興国為替ファンド 〜野村證券
本日は野村證券の新商品『新興国為替ファンド』をご紹介します。
このファンドは単純明快。以下の新興国の通貨に「買い」か「売り」をします。
・韓国ウォン
・インドルピー
・トルコリラ
・ブラジルレアル
今現在、日本円を持っていても最初から「売り」から入れるのもメリットでしょうか。つまりは今の相場環境から、今後その国の通貨が下がるのか、上がるのか、だけを考えればポジションが取れるということです。
ただ売買をする時には以下の手数料がかかるのでそれ以上にブレなければ利益が出ないことになります。
購入時:2%
スイッチング時:1%
本来、こうした通貨というのはFXや証券会社のMMFで投資をした方がコストも安いですし、売買もしやすいのでいいのですが、残念ながらまだ上記のような新興国の通貨というのは導入していません。つまりはこうしたファンドという形でファンドマネージャーが機関投資家としてブローカーに売買指示を出すというスタイルしかないということです。
ただ結局ネックとなるのが、自分で相場を張らなければいけないということ。ファンドマネージャーはただその通貨に連動するようにして、いくつかの選択肢を投資家に提供するだけで、どの通貨を「買い」「売り」するのかは全部皆さんが決めなければいけません。では上記の通貨通貨が上昇するのかどうか、というのは新興国ならではのカントリーリスクや経済情勢も絡み、さらにボラティリティ(上下のブレ)も高いことから、なかなかハッキリ今が買い、売りだと言える方も少ないのではないかと思います。
ご自身の相場観に自信のある方はぜひ投資をしてみてください。