野村日本高配当株プレミアム(通貨選択型) 〜野村證券
本日は野村證券の新商品『野村日本高配当株プレミアム(通貨選択型)』をご紹介します。
まずはじめに書いておきますが、この商品も含め、「プレミアム」とつく商品のシリーズは複雑でリスクも高いので、投資信託や運用をよくわからない、という方は絶対に投資をしないでください。
さてこの「プレミアム」シリーズ。すでに野村證券も3つ出しています。
『野村グローバルREITプレミアム(通貨選択型)』
『野村豪ドル債オープン・プレミアム』
『野村グローバル高配当株プレミアム(通貨選択型)』
特徴としては今回も3つあります。それぞれの投資に分けて、それぞれの年率収益も書いておきました。
1)高配当の日本株へ投資(約3.0%/年)
2)オプションプレミアム戦略(約4.4%/年)
3)通貨選択コースによる為替ヘッジプレミアム(約7.6%/年)
プレミアム戦略や為替ヘッジプレミアムについては過去の記事を見ていただきたいのですが、これらを全部合わせると15.0%もの年率収益になります。ただすべてにリスクが伴うということなので、それだけリスクも高いと理解してください。はい、完全にハイリスク=ハイリターンのファンドです。資料にはリスクの方だけ数値化されていないため、全部まとめるとどれくらいリスクが高いのかは一見してはわかりませんが、軽く30%以上のリスク(平均して上下それぞれ30%変動する)があるとお考えください。
一応データがあるので、それぞれご説明すると・・・
まず1)、2)の株とオプションプレミアムからの収益はこのようになるそうです。
こちらが3)の為替ヘッジプレミアム分。
また日本株は配当が高かろうと上昇するとは思いません。世界中の株が下がっていますから、株価が下がれば自動的に配当利回りも高くなります。高いのは日本株だけでなく世界中の株です。日本の上場企業はそもそも配当はそんなに多くありませんから、むしろ今現在でも海外の方が高いくらいです。そうなると世界の投資家(お金)はどこに行くのか、を考えて投資先を決めてください。
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