日本株アクティブ型ファンドランキング 〜純資産総額編
先日のブログに続き、直近の日本株アクティブ型ファンドランキング、純資産総額編です。
(ファンド名 純資産総額 過去10年騰落率)
1位:フィデリティ・日本成長株ファンド 2595億円 -11.08%
2位:さわかみファンド 2422億円 +17.17%
3位:ノムラ日本株戦略ファンド 863億円 -9.6%
4位:フィデリティ・ジャパン・オープン 681億円 -10.72%
5位:ノムラ・ジャパン・オープン 455億円 -14.16%
6位:日興ジャパン・オープン 431億円 -8.46%
7位:利益還元成長株オープン(日興証券) 405億円 -8.46%
8位:ニッセイ日本株ファンド 376億円 4.66%
9位:アクティブ・ニッポン(大和証券) 337億円 -24.35%
10位:ダイワ・バリュー株・オープン 310億円 -2.35%
わかってはいたことですが、良いパフォーマンスをあげているから資産額が大きい(募集量が多い)わけではなく、単純に募集会社の募集の能力(人員数、ブランド力など)によってたくさんの資産を集めた結果、純資産総額が大きくなっていることがわかると思います。
またこの上位10銘柄のうち、過去10年も運用しているのにプラスリターンはたったの2銘柄。他はマイナスリターンなので、要は「なにもしないで銀行に預けておけば良かった」というパターンです。また注意しておきたい点は、投資家によって購入タイミングが違うため、投資家によってはこれがさらにマイナスだったり、多少よかったりします。しかしながら、投資家というのは上昇しているとまだ上がると思って(もしくは証券マンやマスコミに踊らされ)、すでに高くなったところで購入し、結果的に損をするというものです。つまり往々にしてこういった数字よりも悪い結果(マイナスリターン)が出ているものと考えたほうがいいでしょう。
毎月いただく多くの問合せのきっかけとなっているのが、
「〇〇証券で〇〇ファンドを勧められましたがどうでしょうか?」
という質問です。そもそもこれは証券マン(セールスマン)に勧誘されてそれに反応しているだけで投資でも資産運用でもなんでもありません。ただの「消費」と同じです。心当たりがある方は、まずは以下の点を一から考えてみましょう。
・ご年齢
・現在の投資商品(金額、銘柄など)
・今までの投資経験(年数、商品など)
・今後の投資可能年数
・今後の投資可能金額
・年率目標リターン(何%など)
・オフショアファンドも投資対象に入れるかどうか?
・その他、投資や人生でどのようなことを目標に運用していきたい、などあればなんでもお聞かせください。
もちろん弊社へご連絡いただければ、優秀なコンサルタントが無料で相談にのっています。