JFザ・ジャパン 〜野村證券
私はいつも日本株が駄目だ駄目だと言っていますが(笑)、実際そのダメな日本株でもちゃんとリターンを出せるといういい例がこの『JFザ・ジャパン』です。運用会社はJPモルガンなので、皆さんが購入する際は野村證券含め、扱っている証券会社へ行く必要があります。
さてこのファンド。100%日本株へ投資しているというのに運用成績はこのとおり。
そう、上がっている時はとてもよく上がり、金融危機の時には下がってしまいましたが、直近の運用もベンチマーク(TOPIX)を大きく上回っています。それがこちら。
本来ファンドマネージャーというのはこうあるべきですよね。もしご自身の保有しているファンドの運用レポートがあったら、このベンチマークと比較してどうなっているかを見てみてください。私が知っている限りほとんどのファンド(感覚で90%以上)がベンチマークを下回っているとおもいます。なぜ下回るのか?理由は主に以下の2つ。
・ファンドマネージャーの腕が悪い
・ベンチマーク(インデックス)よりもコスト(信託報酬など)が高い
そう、だったらベンチマーク(インデックス)そのものに投資したほうがコストも安いしいいということですね。だからわかっているデイトレーダーや若い投資家にとってはETFが主な対象先となるわけです。
さてこのファンド、どうしてそんなに良い運用ができるのかというと、まずはこちらをご覧下さい。
投資先としては多くが東証一部で大型株。けれど選ぶ銘柄とタイミングが他のファンドと違うということでしょう。要は腕がいいということですね(笑)。
また昨年のファンド・オブ・ザ・イヤー2011(モーニングスター社)の最優秀ファンド賞(日本株部門)に選ばれている商品でもあります。
ちなみに野村證券では毎月目標数字達成が厳しいので、月最終日(3月なら3/30)はその日約定で3%手数料が入るこのファンドを取り組んでいるそうです(笑)。