野村日本割安低位株投信1101 〜野村證券
本日は野村の新商品『野村日本割安低位株投信1101』をご紹介します。
今回のファンドは今までにもよくあった、単位型のファンドです。単位型というのは最初の募集期間にしか投資できないファンドで、今回のファンドは条件付きで早期償還します。その条件というのが基準単価が12000円(20%上昇)になった場合です。
そして投資対象は日本株。投資基準は割安低位株です。
こちらをご覧ください。
TOPIXの平均では電機や自動車関連がもっと時価総額があるのですが、これらのセクターは今や世界で戦っているので、世界の投資家が投資をしてくれます。しかし対称的なのが金融株。日本の金融機関は日本の政府に守られ、日本という独特の規制下にある市場でしか闘っていけません。だからこのように世界から投資してもらえず、今だ割安なままです。
そしてこちらで割安かどうかの指標となるPBRとPERを見てください。参考ポートフォリオのPBR平均が0.55倍、PER平均が8.56倍ととても割安になっています。というより安すぎでしょう(笑)。正直、私にとってはそれだけ魅力のない株という認識になります。しかし逆張り投資家にとっては、こういった株に投資したがるものかもしれませんね。
ちなみに逆張りか順張りか、という議論はただの個人の性格を表しているのですが、私の経験上(色んな顧客を見てきて)、順張り投資家のほうが今まで利益を出しています。当然今の日本に順張り投資をする先がありませんから、順張り投資をするとしたら、世界の資産に目を向けなければいけませんけどね(笑)。
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