野村證券劣後債(元利返済免除特約付き) 2021年12月満期
野村證券が新バーゼル規制への対応のため、1700億円の資金調達を劣後債でするそうです。うち1543億円を個人、157億円を法人から調達します。
劣後債とは、要は債券のこと。社債です。それが仮に野村證券が破綻した場合に通常の債券(普通債)よりも返済順位が低いというものになります。低いということはそれだけ投資家にとってはリスクが高くなるので、その分金利をもらえることになります。
さらに今回の債券には「元利返済免除特約」がついています。これは同社(野村證券)が破綻した場合には元本、金利部分の返済をしませんよ、という風に明記したものになりますので、通常の劣後債よりもさらにリスクが高いことになります。当然、その分金利が高くなります。
よって条件は以下のとおり。
金利:2.24%
満期:2021年12月(9年債)
格付け:A(R&I)、A+(JCR)
野村がリーマンのように潰れないと思う方は投資してもいいですね。ただ格下げにあった時は、債券単価は下がりますので、途中売却の際は元本部分で損失がでることもあります。お気をつけください。
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