単位型 dbX-ウィントン・パフォーマンス連動ファンド1110(豪ドル建) ~三菱UFJモルガン・スタンレー証券
本日は三菱UFJモルガン・スタンレー証券が新しく募集しているWinton社の『単位型 dbX-ウィントン・パフォーマンス連動ファンド1110(豪ドル建)』をご紹介します。
まずWinton社とはMan Investmentsの創業者の一人David Hardingが独立して作ったファンド。運用手法はMan AHLと同様にマネージドフューチャーズ戦略のヘッジファンドです。
ファンドの規模(資産残高)もMan AHLとほぼ同程度になっています(約2兆円)。
元々はMan AHLもこのWintonのファンドもオフショアファンドと呼ばれる、日本ではなくケイマン諸島などのオフショア地域に登記されているファンド。それを三菱UFJが輸入してきているということですね。
こちらがオリジナルのオフショアファンドの成績。過去のパフォーマンスが圧倒的に安定していて、良いリターンをあげていることがわかります。
これが今回のこの『単位型 dbX-ウィントン・パフォーマンス連動ファンド1110(豪ドル建)』(やたらと長いですが)になると、日本の証券会社、営業マン、日本語の資料などなどの追加費用がかかり、その分信託報酬などが高くなる、ということです。
そして今回のファンドは2種類あり、以下のような特長があります。
【単位型 dbX-ウィントン・パフォーマンス連動ファンド1110(豪ドル建)】
・元本確保型(7年後に元本の104.2%を確保)
・豪ドル建て
【dbX-ウィントン・パフォーマンス連動オープン】
・オリジナルのオフショアファンドに連動した運用
・外貨建て運用(円、米ドル、豪ドル)
後者はまた次のブログでご紹介するとして、今回ご紹介する方は元本確保型。実際は元本だけでなく、7年後に元本の104.2%を確保するよう運用します。
元本確保型の仕組みは上記リンク先で見ていただくとして、今回は豪ドル建て債券で元本確保のための資金を運用するので、米ドル建てよりも期間が短く(7年)、おまけの金利(104.2%)までつきます。イメージが以下のとおり。
景気の回復が遅れている世界の経済環境では、このようなヘッジファンドへの投資が今後は必ず必要になります。もしくは何もリスクを取らず、現金で(当然外貨で)持っておくだけ、というのが減らさない投資となります。とりあえず毎月分配型に投資をしているあなた。今、換えないとさらに損をしますよ。