フィデリティ・消費関連中国株ファンド(3ヵ月決算型) 〜フィデリティ投信
本日はフィデリティの新しいファンド『フィデリティ・消費関連中国株ファンド(3ヵ月決算型)』をご紹介します。
このファンドは名前のまま、中国の消費関連株へ投資するというファンドです。消費関連の株価の動きをご覧ください。
特徴的なのが、通常の全体の株よりもボラティリティ(上下のブレ)が高いこと。そうリスクが高いということです。このチャートだけを見ると、消費関連株の方が上昇しているからいいじゃないか、と思われた方は危ないです。まんまとファンド会社の思惑にのまれています。事実は、全体の株が上昇している期間をスタートに取っているチャートだからそのように見えるのです。リスク(上下のブレ)が大きいということは、上昇時に良くても下落時には恐ろしく下がるということです。ということで、下落する直前のところからチャートを取ってみると、とても怖くて投資できない比較チャートになります。
次に中国の消費が今後伸びていくという話。以下のグラフにもありますが、これは真実だと思います。今後中国の13億人(本当はもっといるはず)という人口が所得を持ち出して、どんどん消費をしていくことになります。元々日本人より消費グセがあるのが中国人ですから(日本人は貯蓄癖がある)、この勢いはもっとすごいかもしれません。
ただ中国のA株に投資しているのか、香港株に投資しているのかが資料を見る限り定かではない(おそらく香港株)ので、投資資金の出処がハッキリしません。最近だと中国A株の方が調子が悪いので、香港株の方がまだ世界からの資金が入ってきていいのかもしれませんが、依然世界の株式市場と同じように左右される相場環境なので、中国株の動向だけでなく、世界のお金の動きを注視した上で投資する必要があると思います。
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