ジョン・ポールソンのヘッジファンド、今年も2桁収益
常に「売り」と「買い」をすることで絶対収益を目指すヘッジファンド。
そのヘッジファンドの中でも世界第3位の資産残高をほこるジョン・ポールソンのファンドは今年も良い成績を残しているそう(彼のファンドはサブプライムローンで巨額の利益を出したことでも有名)。
Advantage Plus:14.2%
(イベントドリブン戦略、運用残高90億円)
Credit Opportunities:16.5%
Recovery:19.4%
それぞれ上昇の要因としてはいくつかあるが、今年大きかったのは金資産(ETF)を保有していたということ。すべてのファンドに今年は30%程度金ETF投資額を増やしていたようである。
これらはすべて「結果」を話していますが、個人投資家の皆さんは結局「将来」を見なければいけません。過去を振り返ると、これだけ金が上昇傾向だった今年、ちゃんと金に投資していましたか?金で毎月分配型はありませんので、毎月分配型を必死に選んでいた人たちは機会損失になったということですね。来年はまた金かもしれませんし、今上昇している銀や銅かもしれません。逆に米経済が回復して米国株や米REITが上昇するかもしれません。しかし大事なのは、適当に「これかな」と言って賭けることよりも、ちゃんとした情報とちゃんとした腕を持っているファンドマネージャーに自分のお金を預けていることなのです。そう、このジョン・ポールソンのように。