三菱UFJ 新興国債券ファンド 通貨選択シリーズ<ブラジルレアルコース>(毎月分配型) 〜三菱UFJモルガンスタンレー証券
本日は三菱UFJ証券の中で最も純増額の多い『三菱UFJ 新興国債券ファンド 通貨選択シリーズ<ブラジルレアルコース>(毎月分配型)』をご紹介します。
ただ最初に勘違いのないように言っておきたいのは、人気がある=いいファンドではないですからね。家電量販店の人気ランキングで言えば・・・
1)早く在庫処分したいもの
2)メーカーからのバックマージンが高いもの
3)CMなどされていて販売しやすいもの
です。金融商品もそれと同じように捉えてください。
さてこのファンド。皆さん、もう飽き飽きしているこちらのパターンです。
1)ブラジルレアル建て
2)新興国債券
他に特徴などありません。この三菱の商品の個性的な特徴?そんなものありません。
では実績を見てみましょう。
2009年4月からの短いトラックレコードです。たった1年半では、このファンドがいいかどうかの判断などできません。今までは上昇していますが、たまたまそういう相場だったということです。
次に騰落率。ただしこの%は毎月出てくる分配金を複利運用した場合の%なので、実質はそこまでありません。そして「過去1年」というところに18.35%と書かれているので、仮に過去1年間複利運用したとしたらこの数字になる、ということで、実際には複利運用などしません。
しかしこのファンドに限らず、日本の投資信託というのは、「リスク」の数字は一切書いてありません。これだけ(10%台後半)のリターンをあげるのに、どのくらいのリスク(上下のブレ)があるのかは書いてありません。まぁ、過去1年半しかトラックレコードがないのですから、そんなちゃんとした数字出せないと言えばそうなのですが(笑)。要は先は真っ暗、手探りでこのファンドがいいかな、とBET(賭ける)するだけです。
皆さん、ちゃんとリスクを考えて投資しましょうね。
また分配金の金額は一切見ても意味がありませので、このブログでは一切書きません。理由は過去のブログに書いてありますので、こちらをご一読ください。